相続した空き家で悩む人が多い理由
空き家の相談で一番多いのは「どうしたらいいか分からない」です
空き家の仕事をしていると、いろいろな相談をいただきます。
その中でも特に多いのが、
**「どうしたらいいか分からない」**
という相談です。
売りたいわけでもない。
住みたいわけでもない。
でも、そのままにしておくのも気になっている。
実は、この状態の方がとても多いのです。
相続は人生で何度も経験することではありません
考えてみると当然かもしれません。
実家を相続する経験は、多くの方にとって初めてです。
車を買うのは何度か経験するかもしれません。
引っ越しも経験があります。
ですが、実家を相続する経験は人生でそう何度もありません。
だから分からなくて当たり前です。
実際にお話を聞いていても、
「何から始めたらいいのか分からない」
という方はたくさんいます。
家族の気持ちも関係してきます
空き家の悩みが難しい理由の一つは、家族の気持ちが関係することです。
自分一人で決められる話なら簡単かもしれません。
ですが実家には、
* 親との思い出
* 兄弟の考え
* 家族それぞれの気持ち
があります。
そのため、
「自分はこう思うけど、兄弟はどうだろう」
という話になることもあります。
空き家の悩みは、建物の話というより家族の話なのかもしれません。
遠方に住んでいる方も多いです
最近は地元を離れて暮らしている方も多くなりました。
実家はあるけれど、車で数時間。
新幹線が必要。
飛行機が必要。
そんなケースも珍しくありません。
実際に現場でお会いする方の中にも、
「年に一回しか行けていないんです」
という方がいます。
遠いと気になるけれど、なかなか動けません。
これも悩みの一つです。
「まだ大丈夫かな」が続いてしまいます
空き家は、すぐに大きく変わるわけではありません。
そのため、
「今年は忙しいからまた今度」
となることがあります。
そして翌年も、
「もう少し落ち着いてから」
となります。
気づけば数年経っていることもあります。
実際、空き家の現場ではよくある話です。
決してサボっているわけではありません。
ただ毎日の生活が忙しいのです。
悩むのは普通のことです
空き家の相談を受けていると感じることがあります。
それは、
**悩んでいる人ほど真面目な人が多い**
ということです。
実家を大切に思っているから悩む。
家族のことを考えているから悩む。
だから悩むこと自体は悪いことではありません。
むしろ自然なことだと思います。
大切なのは少しずつ考えること
空き家のことを考えると、
答えを出さなければいけない気持ちになることがあります。
ですが、いきなり結論を出す必要はありません。
まずは、
* 実家の様子を見に行く
* 家族と話してみる
* 現状を整理する
そんなところから始めれば十分です。
大切なのは、一歩も動かないことではなく、少しずつでも前に進むことだと思います。
まとめ
相続した空き家で悩む人が多い理由。
それは、空き家の問題が単純ではないからです。
家族のこと。
思い出のこと。
距離のこと。
時間のこと。
いろいろなものが重なっています。
だから悩むのは当たり前です。
実際に空き家の現場でお会いする方も、同じような悩みを抱えています。
まずは焦らず、少しずつ。
空き家のことを考える時間を作るだけでも、大きな一歩かもしれません。
また次回も読んでいただけるとうれしいです。
